
この作品に関しては、制作段階にデザイナーと意見交換した程度で、僕はこれまでのようには関わっていませんが、ディッカーの真骨頂である琉米折衷ネタという感じで、コンセプトとしては「タコライス」と姉妹T関係にあります。
背面には沖縄そばの歴史がプリントされており、一着に物凄い情報が集積されています。
この路線は余所がやってないので、凄くオリジナリティを出せていると思います。土産屋だけに置いとくのは勿体無い!普通の服屋に置いてもイケるよ!
‥と毎回毎回、自社商品を自画自賛する「琉球ブロガー」です。どうぞユタシク。
それにしても、沖縄そばのルーツは支那そばで中国から伝わった訳ですが、これだけ中国からの文化的影響が色濃く残っているのにも関わらず、中華街が存在しないのが妙ですね。
日本三大中華街と言えば、横浜中華街、神戸南京町、長崎新地中華街ですが、沖縄にあっても不思議じゃないですよね。
14世紀頃の久米村(現在の那覇市久米)には実際に福建人達が定住していて、事実上のチャイナタウンだったんですから、そのまま残っていたらさぞかし華やいでいただろうに。(?)
この際、久米界隈を再開発して「琉球久米中華街」(仮)を造ったらどうでしょうね。福州園の通りと久米大通り辺りに三大中華街みたいな雰囲気の町があったら、単純に歩いて楽しいですよね。
色んなところで埋め立てやったりハコモノ造ったりしてますが、失敗してるケースも多いですし、次々に生まれる新しい町も、結局は同じような店が建ち、同じような町になってます。そんなのっぺらぼうな開発よりも、その地域しか持たない個性を最大限発揮させるような開発をした方が良いような気がします。
久米に住む人達が、はたして中華街を望むのかどうかは微妙なところですが、国際通り付近に集中する観光客の波が58号線を超えて、久米方面にもやって来ると思えば経済効果は期待出来ると思います。
福州園をはじめ、那覇商工会議所の孔子像、ちょっと足を伸ばして若狭の久米至聖廟(孔子廟)といった見所も点在してますし、中華街を形成する要素は沢山あると思います。後は中華門とかそれらしい町並みが欲しいですね。そして何と言っても中華料理店!!
‥って、勝手に考えてるだけです!町づくりとか考えるの好きなんですよね~。都市開発妄想癖です。
8.沖縄そば/OKINAWA SOBA
(Design & Art Direction:A.Uezato)
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